麹1000年の歴史

麹1000年の歴史 日本の食文化を支えてきた発酵の知恵
日本人の食卓を支えてきた小さな存在
私たちの食卓に並ぶ
味噌、醤油、日本酒、甘酒。
実はこれらすべてに共通して使われているものがあります。
それが 「麹」 です。
麹は、日本の食文化を支えてきた発酵の主役ともいえる存在です。
しかし、その小さな微生物の力は1000年以上前から日本人の生活を支えてきました。
麹の歴史は、日本の歴史そのものとも言えるのです。
平安時代
麹は「貴重な技術」だった
麹の記録は、平安時代の文献にも登場します。
当時、麹は
お酒を作るための重要な技術として扱われていました。
宮廷では酒造りが行われ、
その管理をする「造酒司(みきのつかさ)」と言う役所まで存在していました。
ここでは麹を使い、日本酒の元となる酒造りが行われていたのです。
つまり麹は、当時からすでに 国家の文化を支える技術でした。
室町時代
麹は町の産業へ
時代が進み、室町時代になると麹は一般の人々にも広がります。
京都には「麹座」と呼ばれる麹を作る職人たちの組織が生まれました。
麹を作ることは、重要な産業となり
味噌・醤油・酒などの食品づくりが広がっていきます。
麹は、日本の食文化を発展させる原動力となりました。
江戸時代
日本人の健康を支えた発酵食
江戸時代になると、麹は庶民の生活に完全に根付きます。
味噌汁・ぬか漬け・甘酒などの発酵食品が
毎日の食卓に並ぶようになりました。
特に甘酒は「飲む点滴」と呼ばれるほど栄養が豊富で
夏バテ防止として飲まれていました。
現代の栄養学から見ても
麹の発酵食品は、腸内環境・免疫力・栄養補給に優れた食品だったのです。
明治〜現代
科学が証明した麹の力
近代になると、麹の働きは科学的に研究されるようになります。
麹菌は「でんぷんを糖に変える酵素」「タンパク質をアミノ酸に分解する酵素」
など、多くの酵素を作り出すことがわかりました。
その結果、旨味・消化のしやすさ・栄養価が高まることが解明されていきました。
麹菌は「国菌」
2006年、日本醸造学会は麹菌を「国菌」に認定しました。
これは日本酒・味噌・醤油など、日本を代表する食品を生み出してきた微生物だからです。
世界でも微生物が国の文化として認められている例はほとんどありません。
それほど麹は日本文化にとって重要な存在なのです。
現代に広がる麹
最近では麹は、健康食品・発酵食・腸活として世界からも注目されています。
海外では
KOJI
という名前で高級レストランでも使われるようになりました。
1000年前から続く日本の知恵が今、世界へ広がっているのです。
麹は日本人の知恵
麹は”日本の風土” ”日本人の暮らし” ”日本の食文化”の中で育まれてきました。
そして今も、味噌・醤油・甘酒・発酵料理として私たちの健康を支えています。
麹は1000年続く日本の知恵。
そしてこれからの食文化にもつながる大切な発酵の力なのです。
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